プロフィールProfile
- ホームページ URL
- http://formantbros.jp/sako/top/top.html
- 簡単な履歴
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1961年神戸生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了(社会学)。1990年代よりコンピュータとプログラミング環境Max/MSP/Jitterを駆使した創作活動を展開し、「機械の考古学」に関するメディア論/メディア史的視点で音楽作品、メディアアート作品を発表している。
とりわけ高いリアリティを持った人工音声のリアルタイム合成をテーマに研究・開発を進め、自ら改造ガスマスクと防護服を着用しパフォーマンスする「佐近田展康機械歌謡ショウ」公演を各所で行う。作曲作品では、トランペットと機械歌唱のための曽我部清典委嘱「機械ミッション」、ピアノ・ソプラノ・機械歌唱のための高橋アキ委嘱「トワノコエ」などがある。
赤松正行とのユニット「ノイマンピアノ」では、Maxに関する唯一の日本語解説書を過去4冊刊行し、日本におけるメディアアート・シーンを牽引する役割を果たす。
三輪眞弘とのユニット「フォルマント兄弟」では、人工音声エンジンを人間の手で演奏コントロールする作品制作を通じて、声・主体・メディアテクノロジーに関する独自の思索を発表し続けている。「兄弟deピザ注文」「NEO都々逸」「フレディの墓/インターナショナル」「夢のワルツ」など多数のビデオがYoutubeで視聴できる。
その他、サウンド・インスタレーション個展「watermachine」、ソロCD「時計仕掛けのエルメス」、コンピレーションCD「room207」など。 - 主な受賞・栄誉等
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・PRIX ARS ELECTRONICA 2009 / Digital Music部門 Honorary Mention賞受賞(「フォルマント兄弟」名義)
- 主な論文・著作等
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著作
・「トランスMaxエクスプレス」(2001年)
・「2061:Maxオデッセイ」(2006年)
・「Maxの教科書」(2011年)(すべて赤松正行との共著、リットーミュージック社刊)
論文
・「メディア論的視覚とメディア・アートの射程」
名古屋学芸大学メディア造形学部研究紀要、vol.1、2008年・「メディア技術の亡霊たち」
名古屋学芸大学メディア造形学部研究紀要、vol.2、2009年・「兄弟式リアルタイム音声合成演奏システムの概要と背景」
名古屋学芸大学メディア造形学部研究紀要、Vol.6、2013年