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第7回 京都大学 − 稲盛財団合同京都賞シンポジウム2021.2.16
統一テーマ
世界を動かした技術とその道しるべ- 技術革新と生命倫理-

「京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム」(KUIP:Kyoto University-Inamori Foundation Joint Kyoto Prize Symposium)は、2014年から京都大学で、2018年からは東京に会場を移して毎年開催してきましたが、2020年度は初めてオンラインで開催しました。一般市民、高校生、研究者など合わせて約2,200名の参加者がありました。

今回は、「世界を動かした技術とその道しるべ -技術革新と生命倫理- 」を統一テーマとして、2010年に京都賞先端技術部門を受賞された山中伸弥 iPS細胞研究所長を中心に、中村桂子 JT生命誌研究館名誉館長、山本卓 広島大学ゲノム編集イノベーションセンター長、斎藤通紀 高等研究院教授の4名が講演を行いました。

講演後には中村名誉館長をモデレーターとした、パネルディスカッションが行われました。先生方ご自身の研究分野の将来展望について語られ、研究者として必要な資質や研究者になろうとしたきっかけなどの質問が寄せられました。多くの高校生が参加したことから、若い人達へのアドバイスやメッセージに富んだディスカッションとなりました。

聴講者からは、「オンラインのおかげで初めて参加できた」、「ゲノム編集の内容がよく分かり、iPS細胞の方向づけにも活用されることに奥深さも感じた」、「生命科学・最新の医療への適応などの状況と、倫理を含む課題が良く分かり良かった」などの感想が寄せられました。

2021年2月16日(火)

オープニング・セレモニー

挨拶:湊 長博(京都大学 総長)
   金澤 しのぶ(稲盛財団 理事長)

講演

登壇講師

山中 伸弥 (京都大学 iPS細胞研究所長、教授)
「iPS細胞がひらく新しい医学」
中村 桂子 (JT生命誌研究館 名誉館長)
「生命誌 - 文化としての科学を求めて」
山本 卓 (広島大学 ゲノム編集イノベーションセンター長、統合生命科学研究科 教授)
「ゲノム編集技術の最前線」
斎藤 通紀 (京都大学 高等研究院 教授)
「ヒト生殖細胞誘導研究:意義と展望」

パネルディスカッション

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